立岩遺跡・堀田甕棺群
立岩堀田遺跡は飯塚市中心の小高い丘陵地にあります。今は小さな公園に立てられた石碑と案内板のみが遺跡である事を示しています。
昭和38-40年(1963-64)に調査が行われ、弥生時代の甕棺墓43基、貯造穴26基などが見つかっています。甕棺からは、前漢鏡をはじめとする当時の貴重な品々が副葬品として出土しました。発掘品は飯塚市歴史資料館に展示されています。昭和52年(1977)国の重要文化財の指定を受けました。
【立岩遺跡】
 飯塚市には紀元前後の遺跡が多く見つかっています。これらの遺跡を総称して立岩遺跡(群)と呼んでいます。遺跡群の中で中心をなすのは立岩堀田遺跡であり、43基の甕棺が発掘されました。特に10号甕棺には前漢式銅鏡6面、細形銅矛1本、鉄剣1本が副葬されていました。この地域を支配していた王墓と考えられます。ゴウホラ貝の腕輪を着けた男性の遺体は一見の価値があります。ゴウホラ貝は琉球の海でしか採れないため、この時代に立岩と琉球が交易で繋がっていた証になります。立岩が魏志倭人伝の不弥国とする学説もあります。
 立岩は上質の石包丁産生地でした。遺跡周囲から笠置山の輝緑凝灰岩を材料にした未完成の石包丁が多数出土しています。立岩の石包丁は福岡県内をはじめ佐賀県や大分県まで広く分布しています。これがこの国の財源の基盤となったのでしょう。

住所飯塚市立岩
1760-15

  
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