川津古墳(かわづこふん)
川津古墳は5世紀前半から中葉頃に築造された古墳で、直径26メートル規模の円形古墳です。主体部は箱式石棺で、蓋石は内側を刳抜いており、外側には縄掛突起状の張り出しが1個あります。石棺内からは男性の人骨1体のほか、副葬品として鉄剣・鏃・刀子・櫛などが出土しました。石棺の周りには礎石が敷かれ、その下に排水溝がまわっています。平成4年(1992)飯塚市指定史跡になりました。
解説版より
川津1号古墳
飯塚市教育委員会は学園の森整備事業に伴って、平成元年4月から平成2年3月まで、古墳3基と戦国時代の陣跡1ヶ所を発掘調査しました。
川津1号墳は、径26m、高さ4.5mの墳丘をもつ大型円墳で、墳丘から埴輪片が発見されました。豪族のなきがらを納めた石棺は6枚の砂岩の板石を組み合わせた箱形で、長さ2m、幅57〜65cm、深さ50cm、2枚の砂岩からなる蓋石は、長さ3.12m、幅1.1m、厚さ18cmあります。外面は入念にノミで加工し、内面は長方形にくりぬき、小口面に縄掛突起状の張出しが1個あり、石棺のまわりには排水溝が掘られています。福岡県下では数少ない珍しい石棺です。
内部は朱・ベンガラが塗ってあり、40歳以上60歳未満の男性人骨1体分、鉄剣、鉄ヤリガンナ、鉄鋤先、石突き(石を加工するノミ)以上各1点、刀子2点、櫛4点が出土しました。約1500年前に築造された古墳で、旧二瀬町一帯を支配していた豪族の墓と考えられます。また、道路をへだてた東側50mのところには2号墳、3号墳が連続して築かれており、飯塚地方の5世紀から6世紀前半にかけての古墳の変換を理解するうえで貴重な学術資料になっています。

住所飯塚市川津
652-12

  
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