■福岡県指定天然記念物 指定年月日:平成8年7月3日
■伝説・由来
飯塚市の西南部、龍王山の麓にある平寿山妙覚院と号する「明星寺」は、比叡山の末寺で虚空蔵(こくぞう)様をご本尊とする歴史あるお寺です。その昔、老朽化の激しかったこの寺を見て嘆いた浄土宗第二祖・聖光上人が、大日寺山に入って柱を切り取り三層の塔を建てて復興に尽くしたと言われています。当時は大きなお寺だったそうですが、現在では虚空蔵堂、地蔵堂、薬師堂だけが残されています。
境内の入り口から300メートルほど離れた場所に “明星寺の菩提樹”があり、聖光上人がたてた杖が成長した伝説の木だと言われています。
また、飯塚の地名の由来になった伝説の一つで、聖光上人が太養院において、旧鎮西村明星寺虚空蔵の再興と三重の塔建立のため、民を集めて良材を運ばせたときに炊いたご飯があまって小山をつくり、それがあたかも塚のようであったので「メシノツカ」すなわち飯塚と呼ばれるようになったとも伝えられています。